梨狩り

果物が美味しい季節になってきました。

僕(久保大輔)は、人に剥いてもらう桃が大好きです。

が、自分で剥かないといけないなら梨が好きです。

今年は新型コロナの影響で、母と出かける機会も少なかったので、先日、湖東で「梨狩り」を一緒に楽しんできました。

前日から「生まれて初めての梨狩り♪」と、嬉しそうで、夜もLINEに

梨の親類(種類)は?

  →誤字。

(う)れぴぃ

  →誤字&古い。

食べ放題?

お土産は購入だね。

と、文面からも楽しみにしてくれている様子が伝わってきます。

以前、湖東方面に出かけた時、「イマイチ」と言われ、なぜ、そんなことを言われないといけないのか腑に落ちませんでしたが、今回は、楽しんでもらえそうです。

翌朝は、陽射しは強いものの風もあり、梨の木が日陰を作ってくれて涼しい中、

これなら、ゆっくり楽しめるね。

と、話しながら梨狩りの受付に向かいます。

農園の方

表面がツルツルしていて、少し褐色の梨が美味しい梨だよ。

と、見分け方を聞いて梨狩りのスタートです。

採った梨は、氷をたくさん入れたバケツで冷やしてから食べます。

どの梨もみずみずしくて甘くて冷えていて美味しいです。

やっぱり自分で採って食べるのが、梨狩りの醍醐味だね。

と、上機嫌です。

ところが、2個目の梨を食べ終わると

今度は、あっちの木から採ってきて。

と、さっき「自分で採るのが醍醐味」と言っていたのが誰だか自分の耳を疑いたくなります。

結局、2人で10個以上の梨をお腹いっぱい食べました。

帰り道も、

美味しかったね。

久保 大輔

元とったね。

と、会話が途切れることなく楽しく帰ってきました。

長浜に到着して帰り際、母は車を降りながら

今日のは「あり」。

といって、クラクションを「プッ」と鳴らして上機嫌で帰って行きました。

散々、“梨”を食べて、“梨”の話しをしていたのに、最後に“あり”プッじゃないわっ!

と思いながら、結局、「たくさん食べたから、もう梨はいいわ。」と、お土産も買わずに帰っていく母を見送りました。 

「四方よし」令和2年9月号より

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