日野原重明記念 新老人{滋賀の会}講演会&シンポジウム

7月初めに、お世話になっている社会福祉協議会のYさんから「10月にさざなみタウンで講演会があるけど、参加しない?」のお誘いです。

「もちろん参加したいです。」

滋賀県健康医療福祉部、角野理事の「コロナと共に生きる」という講演内容はもちろん、久しぶりのYさんからのお誘いも嬉しく、10月18日に開催された「日野原重明記念 新老人{滋賀の会}講演会&シンポジウム」に参加してきました。

会場は、「さざなみタウン」(高田町)です。旧長浜市役所跡地に昨年12月にオープンした、市立長浜図書館や長浜まちづくりセンター、長浜商工会議所などがある、長浜の産業文化交流拠点。

久しぶりに人が集まるイベントへの参加です。

当日、早めに到着したにも関わらず、すでに会場はほぼ満席です。

一緒に来た2人とも離れて座る大盛況ぶりです。

誘ってくれたYさんも運営スタッフとして忙しそうです。

挨拶は後回しにして…、3人それぞれの席で、開演を待つことにしました。

すると、「隣の席、空いていますか?」

僕が答えます。「どなたかが、座るみたいですよ。」

隣の席には、イベントのプログラムが置かれ、場所取りをしているようでした。

席を探している人は、「すみません。」と言って、会場の後ろのほうへ移動していきます。

何度も聞かれるうちに、段々、僕自身が聞いてくる人に申し訳ない気持ちになってきます。

場所取りをしたのが誰だか分らないけど、早く戻ってきてほしい気持ちです。真後ろの席の人も、気の毒そうに僕を見ています。

開演5分前。
まだ、隣の席の人は戻りません。ロビーにいた人が続々とホールに入ってきます。

その中にYさんがいました。やっと挨拶ができます。

「来てくれてありがとう。」「すごい人ですねぇ。」「すごい人ねぇ。」と言い、空いている席を指さして「3人の席取っといたから。」「えっ、この席…。」隣の空いた席、実はYさんが僕たちのために場所取りをしてくれていたのです。

恥ずかしくもあり、気まずさもあり、それに気付いた後ろの席の人も、苦笑いをしています。

「さざなみタウン」にいるのに、気分は「荒波タウン」です。

もっと早くYさんに挨拶に行っておけばよかったと思っても後の祭りです。

挨拶にはそんなに難しい技術は必要ありません。

するか・しないかという気持ち次第です。大切なのは挨拶をしよう!という気持ちだと思いました。

そういえば、小学校の先生に「あいさつは、自分から大きな声ではっきり元気よく」と教えてもらったのを思い出しました。

やっぱり、憧れの職業、学校の先生はすごいです!!

「四方よし」令和2年11月号より抜粋

目次

お問い合せInquiry

【受付時間】8:30-17:00 【定休日】日曜日

WEBのお問い合わせは24時間受付中

よかったらシェアして下さいね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次