皆さんこんにちは、デイケアセンタージーバです。
先日の急な大雪には参りましたね。生活に支障は出ませんでしたか?
さて、恒例の長浜盆梅展では、平日夜間特別観覧が行われています。本庭にて雲海が出たり、竹灯りの暖かな光が柔らかい空間を演出してくれます。
2月9日(金)までの火・木・金に観覧できる様ですよ。
このブログでは年齢を重ねるにつれて多くみられる疾患についてシリーズで紹介しています。
今回第10回目は「心不全」についてお届けしたいと思います。 皆さんが毎日イキイキと生活できるような情報提供できればと思っています。参考にして頂けますと幸いです。
では、早速みていきましょう。
心不全の症状とその原因
心臓は、血液を身体中に送る役割を担っています。その血液を送り出すポンプの機能が低下して、全身に十分な量の血液を送り出せない状態を心不全といいます。
心不全になると下記のような症状が出てきます。
・疲労感
・不眠
・冷え感
・動悸
・息苦しさ
・むくみ
特に、心不全の初期では、自覚症状が出ないです。心臓の働きが弱くなってくると、上記のような症状がでてきます。重症になってくると、安静な状態でも、息苦しさや咳、おしっこ量の減少などの症状もでてきます。
原因
狭心症や心筋梗塞、弁膜症などの病気から心臓の働きが悪くなります。
他にも動脈硬化や、塩分の摂り過ぎで起こる高血圧など様々な病気が原因となります。国立循環器病研究センターによると、心不全を起こす原因の第1位は「虚血性心疾患」とされています。
虚血性心疾患については過去にもまとめていますので、ご興味ある方は下記からお読みくださいね。
こういった慢性的な心不全ではなく、急に心臓の働きが悪くなる急性心不全もあります。こちらはより生命の危険がともないます。
スタッフがみているポイント
心不全は、悪化すると生命に危険が及ぶことがあります。ちょっとした風邪や胃腸炎がきっかけで急に悪化するケースもありますので、何かあれば早期に発見できるように努めています。
体重の変化
心不全になると血液の循環が滞ってしまいます。結果的にむくみが強くなります。むくみにより体重も増えてしまいますので、定期的な体重測定が大切になります。塩分や水分を摂りすぎていると急に体重が増えることもあります。
体重以外にも、通所される度に測定している血圧や脈拍なども確認します。特に不整脈が増えると心不全が悪化しやすいので注視しています。
息切れや疲れ
心不全と診断されている方は、活動に制限をかけられている方もいらっしゃいます。
許可された散歩や入浴などの活動でも、息切れや疲れがみられる場合は、血液が全身に送られる量が少なくなっている可能性があります。必要に応じて、ご家族さんやケアマネジャーと情報を交換するようにします。
息苦しさ
肺への血液のめぐりが悪くなると身体に酸素を取り込みにくくなってしまいます。そのため、安静にしていても息苦しくなることもあります。
この場合、早めの受診が必要になります。
心不全のケアや治療
心不全には原因となる疾患がありますので、その治療が行われます。
内服
慢性心不全の場合は、おしっこを出しやすくする「利尿剤」や、心臓を動かすための冠状動脈を広げる「血管拡張剤」などが処方され、内服薬で治療を行います。
日常生活
日常生活では、心臓に負担をかけないように心がけます。特に、今のような冬場にはマフラーや手袋、防寒着を着用して出かけるようにして、身体が急に冷えない工夫が必要になります。また、人間は起きてから血圧が上昇し始めるので、冬場の朝の運動は避けて、暖かい日中に行うようにしましょう。
ポイントでもお伝えしましたが、「塩分」や「水分」の摂取しすぎには注意が必要です。できれば定期的に体重チェックをすることが望ましいです。
たばこやお酒は控えるようにします。
急性心不全
急性心不全は、急激に心臓の働きが悪くなり、息苦しさや呼吸困難の症状がでてきます。救急車の要請など迅速な対応が必要になります。
まとめ
今回は、心不全についての重要な情報をお届けしました。
心不全は、心臓のポンプ機能が低下し、身体全体に十分な血液を送り出せないようになり、疲労感やむくみといった症状を引き起こす可能性があります。特に冬場には、急に身体が冷えない工夫が必要になりますので、気をつけたいですね。
心臓に負担のかかりにくい生活をしよう
ジーバでは、皆さんが地域でイキイキと「生きる」ことができるように、最良のお手伝いをさせていただく姿勢をもちながらケアしてサポートしてまいります。
ぜひ、これからもデイケアセンタージーバにいらして下さいね。一緒に、イキイキ活動、リハビリをしていきましょう!
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