皮膚炎について

皆さんこんにちは、デイケアセンタージーバです。

先月5月8日に、新型コロナウイルスについて、感染症法上の位置づけが2類相当から5類へ移行となりました。位置づけ変更にとも無い、社会全体がコロナ禍からの脱却に向けて動き出しているように感じますね。

マスク着用も個人の判断に委ねられるようになりました。

身近でも、皆さんの笑顔を見る機会が増えてきて嬉しい限りです。

さて、このブログでは年齢を重ねるにつれて多くみられる疾患についてシリーズで紹介しています。 皆さんが毎日イキイキと生活ができるように、 疾患についての情報と「気をつけたいポイント」等をお届けしていきます。

第4回目は皮膚炎です。

高温多湿のジメジメした梅雨が明けると、ギラギラ太陽の猛暑の夏がやってきます。身体が暑さに順応されない中ですぐに夏はやってくるので、体調を崩す方も増えてます。そんな暑くなり始めの時期に、特に注意したい点についても触れてみたいと思います。

目次

皮膚炎の症状

皮膚炎は、かゆみやヒリつきとともに赤い発疹ほっしんを起こすさまざまな症状のことをさします。似た言葉に「湿疹しっしん」がありますが同じ意味です。高齢者だけでなく、小さいお子さんからどの年代にも起こりえます。

・皮膚がかゆくなる
・乾燥する
・ぶつぶつができる
・水ぶくれになる
・膿んでくる

色々な症状が出てきますが、症状が長期間に及んでくると皮膚が硬くなることもあります。

では、なぜ発疹が起こるのかその原因をみてみましょう。

皮膚炎の原因

皮膚炎の原因は大きく分けて2つあると考えられています。1つは外部からの刺激による「外的要因」です。もう1つは自身の体調や持ち合わせているアトピーなどの体質「内的要因」に分けられます。

外的要因

人間は生きていると、外部から色々な刺激を受けていますよね。化粧品や塗り薬などを使うことはわかりやすい例かもしれません。他にも、「花粉」や「ハウスダスト」もあります。細菌やカビ・ウイルスも外的要因です。

これらはアレルギー物質になることがあって、日光と組み合わさって起こる皮膚炎も存在します。

内的要因

これからの時期は特に暑くなりアセをかきますが、その発汗状態も内的要因となります。皮脂の分泌状態やアレルギー、アトピー素因などもあります。

また私たちの身体は、肌自体がうるおいを保つことによって外的刺激から体を守ってくれています。この「肌のバリア機能」が低下しちゃうと、皮膚炎が起こりやすくなります。自宅で家事を担ってくれている女性によく見られますね。水仕事により手指の皮脂膜が減少しちゃうんです。

介護現場でよく見られるのは、リハビリパンツなどを利用されている方の皮膚炎です。いわゆる「おむつかぶれ」で、アセや排便・排尿でおむつ内の皮膚がふやけて、皮膚が少しずつ傷ついちゃって炎症を起こすものもあります。

スタッフが見ているポイント

デイケアセンタージーバのスタッフが普段から気をつけて見ているポイントがいくつかあります。
ここではそれらを紹介しますね。

日常の関わり

リハビリに通所された時に皮膚の状態はどうかな?とさり気なく見るようにしています。痒みが出ていたり皮膚をかかれるようなそぶりはないかなと確認をしています。

特に、入浴サービスを利用されている方の皮膚状態はしっかり確認するようにします。

「あれ?」と思うことは、看護師や必要がれば家族やケアマネジャーと情報を共有して、記録をすることもあります。

随伴ずいはん症状

皮膚炎で起こる直接的な症状だけでなく、それに伴って起こる副次的な症状もあります。

例えば、皮膚に熱を持っていることや、発熱、全身の倦怠感やダルさがそれに当たります。通所され体温や血圧などのバイタルサインのチェックを毎回行っていますし、日常の機能訓練やリハビリの機会にも体調に変わりがないかを確認しています。

今日も身体に変わりはないかな?

きっかけ

皮膚炎には原因があります。もし症状やそれらしきものがみられた場合は、その原因になる食べ物や服薬されている薬、生活の中で触れているものなどの確認に努めます。

皮膚炎のケアや治療について

年齢を重ねるほど、皮脂の分泌が減って、皮膚自体が水分を保つ力も弱くなってきます。皮膚のバリア機能が低下しちゃうので、皮膚炎を起こしやすくなります。

対処としては、原因に合わせた塗り薬を処方してもらい、用法と用量を守って正しく使用します。皮膚炎に伴うかゆみが強すぎる時は、お医者さんによっては「飲み薬」を処方してくれる場合もあります。

衣類については、綿の肌着がいいと言われています。綿は柔らかい素材なので肌触りの良さが他の素材と違います。繊維の先端が丸くなっているため肌を刺激することがありません。

入浴時の注意点としては「皮膚をこすらない」ということです。皮膚をこすることが皮膚炎の原因にもなりますから、泡をよく立てて撫でるように洗うことをお勧めします。

まとめ

今回は「皮膚炎」についての紹介でした。皮膚炎にも様々な原因がありますが、それを予防することも大切になります。日常で食事と水分をしっかりとって睡眠をとるだけで体調を整えることができます。外からの刺激に負けない肌状態をキープすることがでしておくことが一番ですね。

元気な肌状態をキープするために食事と水分、睡眠をしっかりとる。

これから、アセをたくさんかく時期になりますので水分をこまめにとって頂いて、元気にジーバにいらしていただければと思います。

ジーバでは、皆さんが地域でイキイキと「生きる」ことができるように、最良のお手伝いをさせていただく姿勢をもちながらケアしてサポートしてまいります。

ぜひ、これからもデイケアセンタージーバにいらして下さいね。一緒に、イキイキ活動、リハビリをしていきましょう!

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