みなさん、こんにちは!デイケアセンタージーバです。
秋の深まりとともに、色とりどりの紅葉が目を楽しませてくれますね。日に日に寒さが増し、冬の訪れを感じるこの時期ですが、心も体も温かく過ごしたいものです。
高月町の円満寺にある「神池」の紅葉も見頃のようですね。池に映り込む紅葉は、訪れる人々に息をのむような情景を提供しています。この地は、県内最古とされる重要文化財に指定された鐘をはじめ、日吉神社文書や鉄製の釣り灯籠、そして「神池・神島」など、多くの歴史的遺産を今に伝える貴重な場所です。
長浜って、歴史的遺産がたくさんありますね。
さて、前置きが長くなってしまいました。
このブログでは年齢を重ねるにつれて多くみられる疾患についてシリーズで紹介しています。 皆さんが毎日イキイキと生活ができるように、 疾患についての情報と「気をつけたいポイント」等をお届けしていきます。
第8回目は気管支喘息です。
では、早速みていきましょう。
気管支喘息とは:症状と原因
私たちは、毎日の生活の中で、無意識で空気を吐いたり吸ったりと呼吸をしていますよね。
気管支喘息は、この空気の通り道である「気道」が狭くなってしまって、呼吸が困難になる症状を起こします。寒い季節は特に、喘息の症状が悪化しやすくなります。
気管支喘息の症状
症状には、喘鳴(ヒューヒューという呼吸音)、息切れ、胸の圧迫感などがあります。主な症状は次のようなものです。
・喘鳴や息切れ
・長続きする咳
・胸の痛み(または圧迫感)
アレルギーや空気汚染、感染症などが喘息の発作を引き起こすことがあります。
原因や要因
気管支喘息は、さまざまな環境的および遺伝的要因によって引き起こされる可能性が考えられています。
ダニ、花粉、動物のフケ、カビなどのアレルゲン
ウイルス感染
特に風邪やインフルエンザ
大気汚染、タバコの煙、
化学物質など
寒冷または極端に乾燥した空気
寒い外気にさらされた場合の運動
ストレスや強い感情の変化
これらの要因を把握した上で、要因に心当たりがある場合は可能な限り避けるようにすると、喘息の管理と予防につながりやすくなります。
スタッフが見ているポイント
では、ジーバのスタッフが日頃のサービスで、「気管支喘息」について、どのようなことに気を付けてみているのか、ポイントを書き出してみますね。
1. 体調管理
スタッフは、利用者の日常的な体調変化に注目しています。
血圧や脈拍などの数値での確認はもちろんですが、呼吸や喘鳴の有無、咳の頻度など、喘息の症状に関する観察もさりげなく行うようにしています。これらは、喘息発作の前兆を見逃さないために行なっていますが、必要と感じた時は記録に残したり、ご家族やケアマネジャーと情報を共有したりしています。
2. 服用されているお薬の確認
利用者が定期的に服用している喘息の薬を確認します。特に、吸入薬は正しく使わないと効果が得られないので、看護師もしっかり確認した上で対応するようにしています。
症状の変化に応じて、必要と感じた場合はケアマネジャーやかかりつけ医師と情報が共有できるように動くこともあります。
3. 発作時の対応
喘息の発作が起きた場合、迅速に対応します。
息苦しさや呼吸が困難になった時や咳が途切れない時は、酸素飽和濃度などもみながら対応します。処方に応じてにはなりますが、気管支を広げるたのめの吸入薬などを使用する時もあります。いつも医療機関への連絡を行える体制をとっています。
安心できる環境を提供し、利用者の皆さんが落ち着いて過ごせるような支援に努めています。
気管支喘息のケアと治療
気管支喘息の治療は、主に「症状の管理」と「発作の予防」に重点を置かれる場合が多いと思います。これには、薬物療法、環境、生活習慣のコントロールが含まれます。
薬物療法
気管拡張薬やステロイド吸入剤など、日常的に使用して喘息のコントロールを図ります。 発作時に速やかに症状を和らげるための吸入薬や内服薬、貼り付けるタイプの薬を処方される方もおられます。
環境管理
ダニやカビ、ペットの毛などのアレルゲンをできる限り減らすように掃除に努めます。さらに空気清浄機を使用し、タバコの煙や化学物質の影響を避けるようにするとより良いと考えられています。
ジーバでは、空気清浄機「エアドッグ」を導入していますので、より安心して過ごしていただけます。
アレルゲンをできる限り減らすための環境整備に努めています。
生活習慣
ストレスや感情的な反応が喘息の発作を引き起こすことがあります。普段からリラックスした生活をこころがけてください。また、運動はストレスの緩和に有効といわれています。
体力に合わせた運動は、全般的な健康の向上に役立ちます。ただし、過度な運動は喘息の発作を引き起こす可能性があるため、かかりつけ医と相談しながら行なってくださいね。
定期的な通院
定期的な診察で、医師による治療計画の見直しや処方の調整を行なってもらいます。
気管支喘息は、残念ながら完治することが難しい病気ですが、適切なケアと治療によって、多くの方が日常生活において活動的な生活を送ることが可能と考えられています。
まとめ
今回は、気管支喘息についてお送りいたしました。
日常生活に大きな影響を与える可能性のある慢性的な疾患ですが、適切な管理とケアにより症状はコントロールできるかと思います。
特に、低温と乾燥した空気は喘息の発作を引き起こす可能性がありますので、冬の寒さが厳しくなるこれらの時期には注意が必要です。室内の温度や湿度管理、お出かけの際の防寒具の工夫、感染症の予防接種をうけるなど対策していきましょう。
これからの寒い季節は、感染症の対策に加えて、冷たい空気が急に身体に入らないように、マスクがお勧めです。
また、かかりつけ医の処方通りに薬を服用して、アレルゲンを遠くにやり、できるだけストレスがかからないような生活を送ってほしいですね。ポイントは次の通りです。
発作の頻度や起こりやすい時間帯を把握して迅速な対処に備えよう
ジーバでは、皆さんが地域でイキイキと「生きる」ことができるように、最良のお手伝いをさせていただく姿勢をもちながらケアしてサポートしてまいります。
ぜひ、これからもデイケアセンタージーバにいらして下さいね。一緒に、イキイキ活動、リハビリをしていきましょう!
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