皆さんこんにちは、デイケアセンタージーバです。
今年は、10月というのに「暑いな〜」と思わず言ってしまう日がありましたが、いかがお過ごしですか?
そして、これから紅葉が楽しみな季節ですね。木之本町の鶏足寺(旧:飯福寺)では、4年ぶりに来訪者を募集されているようです。
冒頭の写真は鶏足寺の紅葉の写真です!とってもキレイですね。
来訪者の受付は予約制みたいですよ。
今年も紅葉を楽しみたいなぁ
さて、このブログでは年齢を重ねるにつれて多くみられる疾患についてシリーズで紹介しています。 皆さんが毎日イキイキと生活ができるように、 疾患についての情報と「気をつけたいポイント」等をお届けしていきます。
第7回目は虚血性心疾患です。
では、早速みていきましょう。
虚血性心疾患の症状と原因
皆さん、胸に手を当てると「ドクン、ドクン」と心臓が動いていると思います。生きている証です。
心臓は、私たちがお母さんのお腹の中で生命を宿した日から今日まで、1日も休まず文句も言わず動いています。
その心臓には、心臓自体を動かしている筋肉に血液を送る「冠動脈」というものがあり、活躍してくれています。
この冠動脈が、狭くなったり塞がってりして、心臓の筋肉が酸素不足になる状態を、虚血性心疾患といいます。
では、心臓の筋肉が酸素不足の状態になると、どんな症状が見られるのでしょうか?みていきましょう。
虚血性心疾患の症状
症状としては、身体の色々なところに痛みが現れます。
運動中や、何か嫌なことがあり強い「ストレス」がかかった時に起こりやすいとされています。胸周辺や左腕、背中に痛みや圧迫感を生じさせますが、自覚症状がない場合もあります。
自覚症状がない人は、健康診断などの心電図検査ではじめて指摘されることが多いでしょう。
健康診断って、大切ですね。
稀に、歯の痛みを感じる人もいるようです。
スタッフが見ているポイント
介護保険サービスを受けられる皆さんには、それぞれ担当ケアマネジャーがいらっしゃると思います。ジーバに限らず、介護保険サービスを提供している事業者は、ケアマネジャーと一緒に皆さんの今までかかってきた病気の「既往歴」を確認して、サービスを提供しております。
発作の症状
虚血性心疾患の症状においては、年齢を重ねるにつれ、痛みを感じにくくなってくる方もいらっしゃいます。
他にも、
何となく苦しい…
何だかムカムカする。
という訴えで、心筋梗塞を起こしているケースもありますので、今までの発作の履歴を確認させて頂くことがあり、スタッフ間で共有するようにしています。
発作時の対応方法
発作が起こった時に、すぐに使用する「薬」の確認を行なっています。冠動脈を広げる「ニトロ製剤」やスプレーなどです。
また、薬が切れていないか、いつも持ち歩いておられるかなど、普段の会話の中で確認させて頂くように努めています。
発作の時間
冠動脈が狭くなり発作が起こることがありますが、狭心症の発作は数分で治ることが多いです。
ところが、冠動脈が詰まってしまう心筋梗塞の場合は、ニトロ製剤などの「薬」を使っても発作は治りません。その場合は、救急車を呼ぶ対応をすることがあります。
虚血性心疾患のケアや治療
虚血性心疾患のケアや治療には、いくつか方法があります。
薬での治療やケア
かかりつけ医から薬を処方される場合、心臓の負担を減らす薬や、血栓予防、血管が狭くならないように予防する薬などがあります。
また、発作時に早く薬が作用するように、舌の下で溶かす錠剤やスプレーが処方されることがあります。
手術
細くなった冠動脈は、カテーテルで広げる手術があります。
他にも、詰まった血管を迂回して血流をもどすバイパス手術もあります。
生活習慣や環境の見直し
食事と運動によって、適正な体重を維持することは予防に効果的です。
これから寒くなる季節ですが、極端な温度差や、動きすぎの疲労、ストレス、急に怒りを爆発させるなどは心臓に良くないです。できる範囲でいいので、極端な温度差を避けたり、疲労やストレスを溜めない生活をこころがけて下さいね。
喫煙については、虚血性心疾患の大きな危険因子とされています。心筋梗塞でみた場合、非喫煙の方と比べるとリスクが4倍も高まるという研究データもあります。できれば、喫煙は避けた方がよさそうです。
まとめ
今回は、虚血性心疾患について記事にしました。
今年は比較的暖かい、いや、暑いと感じる日もありましたが、さすがに11月に入れば寒い日も増えてくると思います。気温差が生じやすくなって、身体にもストレスが溜まりやすい季節になってくるので、バランスよく食事と睡眠をとって、疲れやストレスを溜めこまない生活を送りながら、この冬を迎えていきたいですね。
虚血性心疾患のポイントは次の通りです。
主治医に薬の使い方や救急要請の目安を再確認
ジーバでは、皆さんが地域でイキイキと「生きる」ことができるように、最良のお手伝いをさせていただく姿勢をもちながらケアしてサポートしてまいります。
ぜひ、これからもデイケアセンタージーバにいらして下さいね。一緒に、イキイキ活動、リハビリをしていきましょう!
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