デイケアとデイサービスの違い

皆さんこんにちは、デイケアセンタージーバです。

先月、7月27日土曜日に「長浜なつまつり」が駅町テラスなどで開催されました。毎年人気の鮎つかみ、川床、飲食ブースに加え、こども達がより楽しめるワークショップなど、賑やかなイベントが行われたようですね。

子供たちが元気なことは素晴らしいことです。

さて、今回は利用者家族の方からこのような質問をいただきました。

デイケアとデイサービスって、何が違うのですか?

この疑問にお答えしていこうと思います。

ジーバでは、介護保険サービスを日々提供していますが、初めて利用される方にとっては特にややこしいものかと思います。

今回は、デイケア(通所リハビリテーション)とデイサービス(通所介護)との違いなどをまとめてみました。利用を検討されている方は、今回の記事を参考にしていただけると嬉しく思います。

また、2024年6月に改定されました利用に関する費用についてもご案内しておりますので、ジーバに通所されている皆さん、よかったらご確認ください。

では、行ってみましょう!

目次

デイケア(通所リハビリテーション)とは

人は年齢を重ねて、やがては65歳以上の高齢者となりますよね。

デイケアは、その高齢者の方や、障がいがあって日常生活に支障をきたしている方に対するサービスになります。

デイケアでは、医師の指示に基づいた、専門職によるリハビリや医療的ケアを中心とした介護サービスを受けることができます。

ジーバのようにクリニックや病院に併設されていたり、介護老人保健施設に併設されたりしています。

ジーバ併設のこだまクリニックについては、下記からご覧くださいね。

医療法人浩成会こだまクリニック
医療法人浩成会こだまクリニック こだまクリニックは、長浜市浅井町に開院したクリニックです。児玉院長は、市立長浜病院で循環器専門医としての経験があります。

デイケアの目的

デイケアに通う目的は、身体機能や認知機能の維持・回復をはかることです。

身体機能の改善

例えば、骨折や怪我をして入院された場合、病院で治療を行いますよね。その後、退院して自宅に戻られた直後の方で、身体の機能低下がみられる方に、入院時と同様の専門職によるリハビリやケアを受けていただくことができます。

これにより、自立した生活の継続を促進していきます。

ジーバも、医師や看護師、理学療法士などの専門職スタッフが在籍していますので、利用される皆さんに、必要なリハビリや医療的なケア、介護サービスを提供することができます。

デイケアを利用できる方

デイケアを利用できる方は以下の通りです。


  要介護1〜5
の認定を受けている方でリハビリが必要だと医師に判断された方

認定とは、介護にどれだけの手間と頻度がかかるのかを数値化して表したものです。

認定を受けるためには、長浜市など自治体への申請と調査などの手順が必要になります。

認定を受けられましたら、ケアマネジャーが作ったケアプランをもとに介護保険サービスを受けることができるようになります。

デイケアのサービス

デイケアのサービスは、身体機能の維持や回復に重きがおかれます。

通所サービスが始まると、医師の指示のもと専門職によるリハビリが受けられます。

ケアプランに応じた一人一人に合わせたリハビリになりますので、内容はそれぞれ違うものになります。

また、医師や看護師が常にいますので、必要に応じて適切な医療サービスも受けられます。これもデイケアの特色です。

ただ、薬の処方ができないのでご了承ください。

これらに加えて、食事や排泄など日常生活に必要な介護支援も受けることができます。

入浴サービス

ジーバでは、一般的なデイケアがあまり行なっていない「入浴サービス」も受けていただけます。

デイサービス(通所介護)との違い

大きな違いは「利用目的」になります。ここまでの記事も交えて表にしてみました。

項目デイケア
【通所リハビリテーション】
デイサービス
【通所介護】
目的心身機能の維持・回復日常生活の自立支援
(介護者の負担軽減)
対象者要支援1~2
要介護1~5
かつ医師からリハビリが必要だと認められた方
要支援1~2
要介護1~5
スタッフ医師
看護師
理学療法士
介護福祉士
など
生活相談員
介護福祉士
看護師
機能訓練指導員
など
主なサービス内容リハビリテーション
医療ケア
日常生活上の介護
送迎
日常生活上の介護
レクリエーション
送迎
主な運営母体医療法人
病院・クリニック
介護老人保健施設
社会福祉法人
民間法人
NPO法人

デイケアの費用

介護保険サービスの費用は、概ね3年に一度改定されています。厚生労働省が中心となって、全国的な基準を決められます。

今回は、2024年6月に改定されたデイケアセンタージーバの費用をご案内いたいます。

介護予防通所リハビリテーション

まずは要支援の方(1割負担)の費用目安です。

① 基本の費用利用者の負担
(1割負担)
要支援12,307円
要支援24,300円
1ヶ月につき
② 各種加算料金
(1割負担)
サービス提供体制強化加算要支援1(Ⅰ)90円
要支援2(Ⅰ)179円
1ヶ月につき

ここに、「予防通所リハビリ12月超減算」の対象の方は下記を差し引く形での計算になります。

③ 減算料金
(1割負担)
予防通所リハ
12月超減算
要支援1△122円
要支援2△244円
1ヶ月につき

令和3年4月以降から計算されます。

サービス利用継続が12か月を超える方は適用される仕組みになっています。

料金
介護職員等処遇改善加算(I)①+②+③の8.6%
1ヶ月につき

以上、要支援1・2の方の介護保険サービス費用のご案内でした。要支援は、基本的に1ヶ月ごとに計算されるようになっています。

通所リハビリテーション

続いて要介護の方(1割負担)の費用目安です。

① 7時間以上8時間未満の場合利用者の負担
(1割の場合)
要介護1775円
要介護2919円
要介護31,064円
要介護41,236円
要介護51,403円
1回につき
② 各種加算料金
(1割負担)
入浴入浴介助加算(Ⅰ)41円
入浴介助加算(Ⅱ)61円
サービス提供体制強化加算(Ⅰ)23円
中重度者ケア体制加算21円
重度療養管理加算102円
1回または1日につき
料金
介護職員等処遇改善加算(I)①+②の8.6%
1ヶ月につき

以上、要介護1〜5の方の介護保険サービス費用のご案内でした。基本的に1回または1日ごとに計算されます。

ここまでは介護保険が適用される費用でした。

次の項目では、介護保険が適用されない実費分をご紹介いたします。

介護保険給付の対象外の費用

介護保険サービスでは「居住費」や「食費」などは、保険給付の対象外となっています。

利用者の皆さんにお支払いいただくことが原則となります。

利用料
(介護保険対象外)
金額内容
食費650円昼食提供代
(おやつ代も含まれます)
送迎費
(通常の実施地域以外)
片道 300円通常の事業の実施地域を超えた地点から、片道15km未満
利用料
(実費)
500円午前
850円午後
1,350円1日


デイケアの特徴

ここまで、通所リハビリテーションには医師などの専門スタッフが常駐していることをお伝えしました。

ただ、デイサービスに比べて施設数が少ないことや、より専門的なサービスをうけることができる分、費用が少し高めということもあります。

更には、利用される際には、主治医へ診療情報提供書や健康診断書の依頼が必要になります。書類もすぐにできませんので、時間がかかるという点があります。

デイケアに向いている方

身体機能や認知機能を維持・回復させることが目的の通所リハビリテーション。

骨折などで通院している方や、退院したばかりで生活に不安を感じる方は、通所リハビリテーションを選択されることが望ましいと思われます。

最後に

今回は、利用者家族の方からの「質問」に応える形で、デイケア(通所リハビリテーション)と、デイサービス(通所介護)の違うについてお届けいたしました。

また、2024年6月改定された「利用に関する費用」についても改めてご案内いたしました。

この記事が、デイケアの具体的な役割やサービス内容について、ご理解いただけるきっかけになると嬉しく思います。

何かご不明な点などありましたら、気軽にお問い合わせくださいね。

ジーバでは、今後も皆さんが地域でイキイキと「生きる」ことができるように、最良のお手伝いをさせていただく姿勢をもちながらケアしてサポートしてまいります。

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